『ヤギのいる学校 ーつながるいのちの輪ー』
「ヤギのいる学校」の一年生とヤギの生活のようすなど、ヤギ博士の今井明夫先生からのニュースを中心にお届けします。『ヤギのいる学校』 今井明夫 / 阿見みどり 著 銀の鈴社刊
2016年7月28日木曜日
広がる「いのちの輪」
小学校から幼稚園、そして、さらに広がる「つながるいのちの輪」。
今井明夫さんから嬉しいお知らせが届きました!
↓
小学校、特別支援学校、幼稚園と広がってきたヤギとのかかわりが
、
今年はさらに、
知的障がい者の作業所として「福祉農場建設」
の計画が
スタートします
。
花や野菜を栽培し、ヤギを飼育して農場で生産物を直売したり、
農
場カフェを
やったりすることが目標だそうです。
ヤギのいる幼稚園?!
今井明夫さんからのメールを紹介します。
これまで「ヤギのいる学校」の事例について報告してまいりましたが、
いよいよ幼稚園にもデビューです。
「ヤギのいる幼稚園」!
↓
ヤギはよく人になつく動物なので、
小学校だけでなく幼稚園でも飼
育ができます。
ただし、子供の身体に傷害を与えるリスクを避けることは必要です
。
除角は生まれてから10日目くらいまでに処置しないと再生するの
で、
私は自分の
農園で生まれた子ヤギと仲間の子ヤギの除角を
毎年30頭以上して
います。
大きくなった角を切断する場合は獣医さんから全身麻酔をかけても
らい、
糸鋸で
切断したら、その部位を止血して軟膏で傷口を消毒し、
抗生物質を
注射します。
これらの処置を飼育者において完全に行った個体なら導入してもよ
いでしょう。
私は子ヤギの幼児教育が大切だと思っています。
ヤギ飼育者によっては子ヤギを放任して母ヤギに任せっぱなしにし
ていますが、
常に人と会話しているヤギならば仲間として認識しますから子供に
対しても
乱暴はしないようになります。
母ヤギが優しければ子
ヤギも同じです。
白根小学校を卒業して出雲崎小学校へ入学した母子ヤギを訪ねまし
たが、
子供たちと本当に仲良しで、「ヤギの学校」の素晴らしさを実感し
ました。
3週間後の子供たちは、
「ヤギの目を見て
優しく話す。
ヤギのことを考えて自分のわがままをしない。
ヤギの前でけんかを
しない。」
という
私との約束を守って、子供たちのなかにすでに協調性や相手を思う気
持ち、
優しさが
育っていました。
担任の先生が「ヤギのことをあれこれ教えずに子供たちに考えて貰
い、
子供同士で
話し合いをするように心がけています」というように
先生も教える
ことから育てることに
姿勢が変わりました。
2016年7月23日土曜日
「学校におけるヤギ飼育の目的と健康管理」セミナーの開催
今井明夫さんが講師をされるセミナーのご案内です。
1 日 時:平成
28
年
7
月
27
日(水)
10
時から
12
時
2 会 場:新潟県動物愛護センター(電話:
0258-21-5501
)
長岡市関原町
1
丁目
2
663-6
(新潟県立歴史博物館の向かい)
3 セミナーの内容
講習
1
:「ヤギの飼い方」講義と質疑応答
講習
2
:「ヤギの扱い方、実技」実際に山羊を使った実習です
体温測定、爪切り、薬を飲ませる、熱中症の対応、角焼き、去勢、
発情の観察、妊娠中の管理、分娩の兆候と分娩時対応
講師:今井 明夫先生(全国山羊ネットワーク代表)
参考書:「ヤギと暮らす」(地球丸)
問い合わせ先
新潟県動物愛護センター 担当:村越
電話:
0258-21-5501
FAX
:
0258-21-5502
Email
:
murakoshi.toshihiro@pref.niigata.lg.jp
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