2012年5月7日月曜日

今井明夫さんからの連絡

「ヤギのいる学校」の支援・指導をされている今井明夫さんからの情報です。



新潟県十日町市松之山はまだ1.5~2mの雪が残り、雪の中でブナの若芽が
芽吹き、桜が満開でした。

都会から移住して茅葺民家で農業をしている人たちに昨年秋にヤギを2頭寄贈
したところ、1頭は4月14日に双子を分娩しました。角のあるメスを除角して、
オスは輪ゴムで去勢しました。母ヤギの状態を診断してから爪を切ってやりました。
その様子を映画監督の小林茂さんが撮影しました。
「風の波紋」というドキュメンタリー映画を製作中で今年が2年目です。限界集落
に暮らす人たちの生き様が映画として完成するのはまだ先のことです。
私とヤギたちもその出演者です。
家に帰ってきたら、松之山から電話があり、2頭目も双子を分娩したそうです。
3家族5人の集落に2頭の母ヤギと4頭の子ヤギが増えてにぎやかになりました。
畜産技術協会で作成したヤギの放牧による雑草管理マニュアルを寄贈して
豪雪山間地でヤギがどんな役割を担うことができるのか実験事業を期待して
いるところです。

今井農園には子ヤギが6頭増えて計10頭がいます。
ヤギの通年飼育を希望する学校が新しく3校増えましたので、群馬県か栃木県
から3~4頭購入してくるつもりです。

今井明夫