2014年5月26日月曜日

ヤギ飼育の準備

2014年5月24日
小学校でのヤギ飼育開始を前に、今井明夫さんから準備のアドバイス!
新年度も、各校で、ヤギたちが元気に安全に育ち、
子どもたちにとって学び多い一年になることを祈りつつ・・・
(以下、転送です)



おがくずや敷きわらを入手しずらい状況はわかります。
オーツヘイを少し余計に購入して、必要な時だけそれを敷きわら
として利用することでよいでしょう。
オーツヘイは「エンバク」の稈のことです。麦類の中では小麦や
大麦に比べて稈が柔らかくて繊維の消化も良いのですが、子ヤギに
は若干栄養分が不足します。
そこで消化が良くタンパク質の高いルーサンヘイ(アルファルファ)を
一緒に与えるとバランスがよくなります。
柏崎で入手が難しい場合はJA上越農協で購入できます。
どちらもビタミン類(特にβーカロテン)が不足しますからできれば給食
センターや食品スーパーから野菜くず(キャベツ、大根葉、ニンジンなど)
を入手して与えるようにしてください。
 
鉱塩(固形塩)はミネラルの補給に欠かせません。
 
学校内では有毒植物に注意してください。
スイセン、アサガオ、ジャガイモ茎葉、ツツジなどです。
 
子ヤギが異物摂取して死亡する例が多発しています。
特に紙類(キャンデイ、ガム、飾り物その他)は腸内に溜まってしまい
ますから注意してください。
 
今井明夫
今井農園/今井農業技術士事務所

悲しいお知らせ

2014年5月24日
そろそろ新学期にも慣れて・・・、という時期ですが、
今井明夫さんから、悲しいニュースが飛び込んできました。
少し前までお世話をして、子ヤギの元気な姿を見ていただけに、
子どもたちの気持ちを思うと心が痛みます。
(以下、今井さんからのメールを転送)




23日昼、笹岡小学校の子ヤギ(バニラ♀)が事故で亡くなりました。
同校では全校児童がよくヤギの世話をしてくれていました。
6月20日に母ヤギと妹のチョコ♀が卒業したためにさびしかったのでしょう。
ヤギ小屋を掃除してくれた子供たちがいなくなると子供たちに会いたくて
ジャンプして柵越えしようとしました。
ロープでつながれていたために柵を越えて首くくりの状態でした。

事故がどこでどんな状況で起きるかは予測できませんが、ロープによる
繋留は危険性があります。私の指示が足りなかったと反省しています。

妹のチョコを学校に戻す予定ですが、それに伴って各学校へ配置予定の
子ヤギが変更になります。特に繁殖に供用できる3月生まれの雌ヤギが
少ないので配置に苦労しています。