2012年12月18日火曜日

ヤギ飼育の大事な注意点

ヤギ飼育では、
食べてはいけない植物を食べてしまうなど、
思いがけないアクシデントも起こるようです。
ヤギのいる学校に必要な知識や情報を告知することも
ヤギ博士 今井さんの大事なお仕事。

以下、今井さんからヤギのいる学校の先生へのメール(一部)



人間の子供と同じでちょっとした環境の変化やストレスを受けると
下痢をしたり、吐いたりしますが、整腸剤を飲ませることで回復す
ことがあります。
今年は小学校のヤギ飼育で4件の事故がありました。
6月に地元の笹岡小学校で子ヤギにスイセンを食べさせてしまいました。
夏に熱中症で衰弱した六日町小学校の子ヤギを当農園に里帰りさせ
1か月間療養して回復させることができました。
11月に子どもたちが米ぬかをたくさん給与してしまい、食滞と排尿
障害を併発して小ヤギが死亡しました。
12月には子ヤギが高窓に飛びついて後ろ足を骨折して帰ってきました。
現在もテーピングで固定して3本足で元気にしています。

そんなこんなのヤギの学校ですが、うれしいニュースもたくさんあります。
何よりも子どもたちの心の成長を実感できることがヤギの学校を継
することの喜びです。

南魚沼市で猿・熊対策の緩衝帯でのヤギ放牧が来年始まります。
村上市で地域の活性化にヤギ飼育を始める人が出てきました。

今井明夫
「土の会&ヤギの会 今井農園」