2011年6月16日木曜日

新潟県十日町市立田沢小学校からのメール

今井明夫 様

お世話になっております。
ヤギ飼育へ向けた田沢小学校の近況をお伝えします。

先週の金曜日にファーミーランドに行き、
いよいよやぎの飼育に向けてスタートしました。
月曜日と火曜日には、「やぎを飼いたい」という思いの高まりから学年で話し合い
様々な問題点を話し合いました。
小屋はどうするのか、えさは何を食べるのか、飼育当番のこと、金がかかること、
様々な人に協力をしてもらう必要があること等です。
さっそく家の人に聞いたり、3,4年生に休み時間に聞きに行ったりしている
子どもたちです。
まだスタート段階ですが、子どもの気づきを大切にしながら授業を進めています。

『ヤギのいる学校』も拝読させていただきました。
小動物ではなく家畜であるヤギを飼うことの意義も読まさせていただきました。
共同作業の中で協調性や社会性を身につけたり、ヤギへの愛情を育みながら
心を耕したりしていきたいと考えていますし、
様々な経験を(時には失敗も)繰り返しながら学んでほしいと思います。
当然、命あるやぎを預かるわけですので、
子どもには楽しいだけではなく覚悟をもって飼育することを、
子どもの気づきの中から気づかせたいと考えています。
以前お話ししましたが、やはり冬場を超すことができず、
出産へ向けた飼育をすることができません。
今井さんがお話しされている命のつながり、
再生産行為により食料をいただいていることなどは、
実際の出産の体験を見ることができないのですが、
できるかぎり子どもに伝えたり井ノ川さんや関谷さんからも
御協力いただきながら取り組みたいと考えています。


昨日は校長先生に「やぎを飼ってもよいかどうか」許しをもらいに行きました。
子どもたちの次の課題は、「やぎを貸してくれるところがあるかどうか」
という思考になっています。

先生がみんなの思いを伝えるために貸してあげるところを探してるよ!」と、
伝えています。
明日の生活科は、貸し出しできることを伝え、では何をしなければいけないか
ということを考えさせ、今井さんに手紙を書いたり、
受け入れに向けておうちの人にも自分たちでお願いをしたり、
様々な準備を進めていく予定です。


話が長くなりすみません。
近況はこのような様子ですが、受け入れに向けていくつかお聞きしたいことがあります。
6月30日の午前中に入学式ということでお世話になります。
入学式の内容は、今後子どもと話し合いながら決めていきます。
お聞きしたいことは
①ヤギは生後何ヶ月くらいたっていますか?
②えさは今、何を食べていますか?
 また、受け入れの際にはどのようなえさを準備しておけばよいでしょうか
田沢小は青草だけでなく干し草やコーンもあげてはどうかと考えいますが、
現段階の食事とどのようにつなげたらよいでしょうか?)

取り急ぎ2点です。長くなりすみません。よろしくお願いいたします。

田沢小 恩田 忍 下鳥陽代

wakuwakuwakuwakuwakuwakuwakuwakuwakuwaku
 十日町市立田沢小学校

0 件のコメント:

コメントを投稿